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第108回全国高等学校野球選手権群馬大会は26日、前橋市の上毛新聞敷島球場で決勝戦を行い、健大高崎高校が5-4の大接戦を制し、3年連続6度目の夏の甲子園出場を決めた。



試合は2回表、前橋商業の攻撃は1死満塁の場面で9番・関口蒼大が見事にスクイズを決め、1点を先制。一方、追いかける健大高崎は3回裏に主将・石田雄星がセンターへの二塁打を放つと、続く3番石田翔大のセンターへの適時打でと同点に追いつく。4回裏にも8番・溝口がレフト前ヒットを放ち、勝ち越しのランナーが出塁すると、1番・神崎のセンター前ヒットで溝口が本塁に生還し勝ち越しに成功する。

5回以降は健大高崎・石垣と前橋商業・秋元の投げ合いで打線が封じ込まれるも、前橋商は7回表に5番大沢のレフトへのタイムリーヒットで2点を追加し、勝ち越しに成功。1点ビハインドの8回裏健大高崎の攻撃は、9番・萩原のレフトへのタイムリーヒットで1点を返すと、続く1番神崎がレフトへの2ランホームランを放ち、2点を勝ち越しする。





9回表、2点を追いかける前橋商は、ここで意地を見せる。3番・林の安打、4番塚越への四球で打線を繋ぎ、5番大沢がライトへのヒットを放ち、1点を返す。ここで健大高崎の投手が石垣から石田翔大に交代。9回表2アウトで打席に立った6番・湯浅の打球はショートのグラブに収まり、6-4-3の併殺で試合が終了。接戦の末、決勝戦は5-4で健大高崎高校が前橋商を下し、マウンドには健大高崎の選手たちの歓喜の声がこだました。


試合後、健大高崎の青柳監督は「最後の最後まで分からない試合で本当に苦しい試合だった。」と振り返った。昨年に引き続き甲子園出場を決めたものの、その表情には歓喜よりも安堵の色がにじんでいた。秋の敗戦を振り返り、「精神面の弱さ、体力面の弱さというところで粘り強さがなかった。そういうところを変えながら選手たちが成長した。」と選手たちを讃えた。「群馬県代表として負けたチームの気持ちも背負って一つでも多く勝ってきます。」と甲子園への力強い決意を語った。
また、主将である石田雄星は、「メンバーが一人でも欠けたら、今大会の勝利はなかった。自分が怪我してからは仲間のみんなが自分のためにやってきてくれて感謝しかない。」と、健大高崎の仲間たちへの感謝の意を述べた。「去年は悔しい結果に終わってしまったので、群馬県代表として、群馬に優勝旗を持って帰れるように頑張りたい。」と日本一に向けての意気込みを語った。
先発の北田は、「マウンドに上がる際、『絶対勝つぞ。やってやるぞ。』という気持ちで投げました。甲子園では自分のピッチングでチームに勢いをつけられるように、そして日本一になれるように頑張ります。」と、ピッチャーとしてチームを支えるエースならではの思いを語った。



今年も健大高崎が甲子園へと駒を進めた。やはり目標は「日本一」、初戦は8月7日相手は滋賀代表・八幡商。
暑い夏が「アツい夏」へと変わる健大高崎ナインの雄姿を、最後まで見届けよう。
〈取材後記〉
試合後、「メジャーリーグのファインプレー集など、ダイナミックなプレーを見るのが好き」と語ったのは、今試合8回裏に2ランを放った神崎。健大高崎の勝利をもたらした土壇場逆転2ランは、見ている我々にもインパクトを与える、ダイナミックな一撃だった。神崎の放った打球がスタンドに入った瞬間、チームで最後まであきらめず繋いだ打線が実を結んだことを実感し、しばらく私のカメラのシャッターを刻む手が震えていたのを鮮明に覚えている。神崎は今期2年生。今年の甲子園、さらには来年の高校野球に向けてさらに進化する彼に、今後も注目である。
[ライター/特派員]
左右田 光綺 (そうだ みつき) 高崎経済大学3年 学生団体SONOSAKI所属
本橋 佑介 (もとはし ゆうすけ) 高崎経済大学1年 学生団体SONOSAKI所属
【追記記事】
夏の甲子園初戦も快勝!健大高崎が7—1で八幡商を下し2回戦進出
第108回全国高等学校野球選手権大会は7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、群馬代表の健大高崎は滋賀代表の八幡商と対戦。投打がかみ合った圧倒的な試合運びで7—1と快勝し、2年ぶりの夏の甲子園勝利を飾った。
試合は2回裏、健大高崎が1死二塁の場面で豊永の適時打により1点を先制。5回裏には打線が爆発し、1死満塁から大岩の中越え適時二塁打で1点を追加すると、そこから岩井、石垣、豊永、萩原、神崎と打線が繋がり、打者12人の猛攻で一挙6点を奪って試合を決めた。
打線では初選抜・先発起用に応えた豊永が2安打3打点の活躍を見せたほか、投げては今夏初先発となった本格派右腕の石垣が圧巻のピッチングを披露。スライダーやカーブ、カットボールなどの変化球を低めに集め、9回を被安打4、11奪三振、1失点(無四球)で1K完投勝利を収めた。
試合後、青柳博文監督は「5回は選手たちがつなぐ意識でやってくれた。石垣は先頭打者をあまり出さなかったことが大きかった」と選手たちの健闘を称えた。
見事初戦を突破した健大高崎の2回戦は、大会第8日(12日)の第4試合(18:30開始予定)で山梨代表の東海大甲府と対戦する。目標である「日本一」へ向け、健大ナインの勢いは止まらない。