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栄えある第10回大会を記念してKING OF JMK おとな達の上毛かるた大会は世界一決定戦と銘打ち、世界遺産の富岡製糸場で開催されました。
主催者である代表の渡邉俊様に大会の魅力についてお聞きしました。
Q:この大会を始めたきっかけは?
A: きっかけは2013年に第1回大会がありまして、その前年がの地域魅力度のランキングで群馬県が最下位をとっていまして…
僕は、本職のマーケッターなので、当時も日産でマーケティングをやってたんですけど、マーケッターとして何か群馬を盛り上げることができないじゃないかなって考えた時に、上毛かるたの全国大会ができないかと考えたことが本大会が生まれたきっかけです。
開会式で開催されたチーム美龍の殿堂入り表彰



盛り上がる会場風景












Q:続けていく中で印象に残ったエピソードは?
A: 設立当時は銀座に群馬県地域のアンテナショップがあって、そこの2階のイベントスペースを借りて始めたんです。
最初は遊び半分でなんか面白いなと思ってやったんですけど、みんな来る人来る人遊び半分と分かってくれると思ってやったら、いい大人がガチで参加してたんです。
それがすごい怖いんですよね。
みんな怪我するレベルでね、勢いよくやってて。
正直2度とやらないと思ったんです。
ですが第1回大会を優勝したチームが優勝した瞬間に泣いたんですよ。
本当に。
こんな大会でも優勝して大泣きしてくれる人がいるんだなって、それが一番印象に残っています。
そしてこのエピソードが今まで続けてきているきっかけになっています。
Q:参加団体は最初から今のように企業も参加されていたのですか?
A: 最初は企業の参加はほとんどなかったんです。
兄弟や気の合う友達同士で参加するのが基本でした。
第5回・第6回くらいから群馬銀行さんなどの企業チームが参加し始めて、その辺りから企業チームがだんだん増えてきました。
Q:最初は東京開催ということですがどのくらいから群馬開催にしたのですか?
A: 群馬に移ったのはコロナ後ですね。
ずっと東京でやっていたんですけど、コロナで子どもたちの大会もなくなったり、育成会自体がなくなっちゃったりして。
それで群馬県内で盛り上げようと考えました。
普段上毛かるたで読まれている場所で実際にやるのが面白いんじゃないかと思って。
おととし小林山で復活して、去年は達磨山の毛林寺、今年は富岡製糸場という感じで開催しています。
Q:個人戦の予定はあったりするんですか?
A: 検討はしているんですが、運営面で課題があります。
3対3だと結構盛り上がるんですけど、1対1だと静かになっちゃうんですよね。
周りの応援の輪もあんまりできないような感じで。
やりたいなと思ってても、どうやって盛り上げようかなって考えているところです。
Q:本大会では32枠に対して空き待ちがでるくらい申し込みが殺到したとのことですが理由はなんだと思いますか?
A: 大人向けの上毛かるた大会というのはまだほとんどないんです。
それに加えて一応世界一だと言っている大会を、今回初めて世界遺産の富岡製糸場でやるという特別感。
こういった要素が相まって人気になっているんじゃないかなと思います。
Q:今後後継者など、大会を続けていくことは考えていますか?
A: 最近は後継者を育てていきたいなと思っています。
僕も今48歳なんですけど、上毛かるたの子どもたちの大会を支えている方々が皆さんおじいちゃん世代になってきて、それが上毛かるた衰退の一因かなと思うんです。
僕もどんどん年を取って新しい発想がなくなってくると思うので、今日参加している運営している松田さんや物販の田村さんなど、若い世代にどんどん任せていきたい。
僕自身そういうフェーズに入ったのかなと思っています。
世界一決定戦の画像をまとめました
今年は初の実況生中継も入りました!https://www.youtube.com/live/bbJxjoZhriQ?si=Bw0W5qcsF5dOwQO5


解説の坂本敦子さん

<最終成績>
優勝:リベンジ藤岡A (大会初優勝)



準優勝:チーム美龍



第3位:翠巒(すいらん)



第4位:アクセンチュアA 第5位:チーム桐生 第6位:正観寺選抜



第7位:チームスガさん 第8位:Taka-Ono



白熱の決勝戦!



色々な展示が花を添えました。遠くは大阪から深夜一時に出発した方も!?






配信協力:株式会社トリエルさん(https://www.triel.ltd/)
前日からのセッティングご苦労様でした



最後に一番盛り上がる豪華賞品をかけてのジャンケン大会✊✌✋



ボランティアの富岡高校の皆さん

テレビや新聞の取材を受ける渡邉代表



多くのスポンサー様にも支えられた大会でした

山本一太群馬県知事からも一言いただきました。


KING OF JMKおとな達の上毛かるた大会を盛り上げる上毛かるた馬鹿たち



インタビューまとめ
①この大会を始めたきっかけは?
2013年に開始。きっかけは地域魅力ランキングでの群馬県の低迷
- 前年(2012年)の地域魅力ランキングで群馬県がいつも最下位をとっていた
- 主催者は本職がマーケッター(当時は日産でマーケティング担当)で
- マーケッターとして「群馬を盛り上げることができないか」と考え、上毛かるたの全国大会を企画した
②続けていく中で印象に残ったエピソードは?
第1回大会での優勝チームの号泣
- 第1回大会は銀座の群馬県アンテナショップで開催
- 「遊び半分で分かってくれると思って」開催したところ、参加者が皆ガチで参加
- 優勝したチームが勝利の瞬間に大泣きした
- 「こんな大会でも優勝して大泣きするんだ」という光景が印象的で、大会を続けるきっかけになった
③参加団体は最初から今のように企業も参加されていたのですか?
最初は個人参加中心、第5〜6回頃から企業参加が増加
- 最初は企業の参加はほとんどなく、兄弟や気の合う友達での参加が中心
- 第5回・第6回くらいから群馬銀行などの企業チームが参加し始めた
- その頃から企業チームが徐々に増えてきた
④最初は東京開催ということですがどのくらいからぐんま開催にしたのですか?
コロナ後に群馬県内開催に移行
- ずっと東京で開催していた
- コロナで子どもたちの大会がなくなったり、育成会自体がなくなったりした影響
- 群馬県内で盛り上げようと考え、県内開催に移行
- おととし:小林山で復活
- 去年:達磨山の毛林寺
- 今年:富岡製糸場(世界遺産)
⑤個人戦の予定はあったりするんですか?
検討中だが運営面での課題あり
- 現在は3対3の団体戦で盛り上がっている
- 1対1の個人戦は「結構静かになる」「周りの輪もあんまりつかない」という課題
- どうやって実施するか検討している段階
⑥本大会では32個枠がある中で空き待ち出るくらい申し込みが殺到したとのことですが理由はなんだと思いますか?
大人向け大会の希少性と開催場所の特別感
- 「大人の大会というのはまだない」という希少性
- 「一応世界一だと言っている大会」という位置づけ
- 世界遺産(富岡製糸場)で開催するという特別感
- これらの要素が相まって人気となっている
⑦今後後継者など、大会を続けることは考えていますか?
後継者育成を積極的に考えている
- 主催者は現在48歳で、後継者育成の必要性を感じている
- 上毛かるたの子ども大会を支えている人たちがおじいちゃん世代になっており、これが衰退の一因と分析
- 松田さんや田村さん(共に30代)など若い世代に今後任せていきたい
- 「そういうフェーズにある」と認識し、事業として継続させたい意向
- 将来的にはアリーナなど大きな会場での開催も視野に入れている
