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BODY WORKERによる芸術祭

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6月4日(水)に群馬県庁にて体と心を癒す体験の1日と題して開催された

『BODY WORKERによる芸術祭』

主催者の小森美千代さんにお尋ねしました。

① このフェスティバルを開催しようと思った背景やきっかけは何ですか?

ずっと現場で施術をしている中で、「触れること」にはもっと大きな力があると感じていました。

でも、リラクゼーションやマッサージって“癒し”の一言でくくられがちで、アートやカルチャーとして語られることって少ないんですよね。

だから、あえて“芸術祭”という形にして、ボディワーカーが持つ感性や創造性をちゃんと社会に見せたい、そんな思いがきっかけです。

② 今回のテーマには、どのような思いや意図が込められているのでしょうか?

テーマは、「“触れる”が動かす、こころと身体」。

マッサージやボディワークは、ただ体をほぐすだけじゃなくて、感情を動かしたり、生きる力を呼び覚ましたりできると思っています。

現場で人と向き合う中で生まれる“感動”を、もっと多くの人に体験してもらいたかったんです。

③ 今回のイベントを通じて、どんな社会的メッセージを伝えたいですか?

“癒し”や“ケア”は、誰かが弱ってから与えるものじゃなくて、日常の中で育まれるべき文化なんだと伝えたいです。

そして、ボディワーカーという存在が、社会のインフラとしてもっと認知されてもいいと思っています。

現場の力が、今の社会に必要だということを、体験を通じて感じてほしいですね。

④ プログラムの中で特に注目してほしい作品や企画はありますか?その理由もぜひ教えてください。

どれも素晴らしいのですが、LIVEペインティングとボディワークのセッションがコラボするゾーンはぜひ注目してほしいです。

“触れる”と“描く”が交わる瞬間は、見る人にも深い余韻を残す体験になると思います。

また、県庁であるにも関わらず、床にマットを敷いて寝転べる体験ブースがあるのも、前代未聞なんじゃないかなと思います(笑)

⑤ 地元の人々にこのフェスティバルがどのように受け止められることを期待していますか?

「こういうイベントが県庁でできるんだ!」という驚きと、「触れる」ことの豊かさを再発見してもらえる機会になれば嬉しいです。

地元で活動する小さな事業者やボディワーカーたちが、もっと誇りを持って活動できるきっかけにもなったら本望です。

⑥ イベントを通じて見えた課題や、今後の展開・継続の計画があれば教えてください。

やはり「届け方」は今後の課題です。

マッサージやボディワークが好きな人には響きやすいけれど、それ以外の人にもどう届くのか。

また、表現者がもっと自由に挑戦できる場や、発信の仕組みも整えていきたいです。

来年以降も、場所を変えながら継続できるように検討中です。

⑦ 今後も継続していくために、どんな仕掛けを考えていますか?

“現場の力”を社会に伝えるメディア発信や、次世代の育成、地域との連携など、点ではなく線になる取り組みを増やしていきたいです。

小規模でも定期的に体験できる「移動型芸術祭」みたいな形も模索中です。

⑧ 最後に皆さんに言いたいことはありますか?

触れるって、特別な技術じゃなくて、人が人らしくあるための大切な行為だと思います。

だからこそ、その価値をもっと共有していけたら。

今回の芸術祭を通じて、誰かの心にそっと火を灯せていたら嬉しいです。

ありがとうございました!

【小森美千代プロフィール】

タイ古式マッサージに進化させたリラクゼーションマッサージサロン「SuayLom(すあいろむ)」代表

東京都出身 昭和48年7月20日生まれ

結婚を機にサーフィンの聖地神奈川県茅ヶ崎市に住む。

東洋の伝統医療と西洋アートを融合したようなタイ古式マッサージという施術に出会いそのまま技術習得。

横浜みなとみらい地区 ブリーズベイスパホテルのスパ店長を経て神奈川の自宅にて独立開業。

2011年 前橋市に転居

2014年 自宅の一室(8畳)でSuayLomとして開業から始まり

2025年現在 スタッフ12名体制 

 リラクゼーションマッサージやボディワークの“可能性”を、もっと多くの方に知ってほしい。

小さな経営者や個人事業主が、安心して元気に活躍できる“土壌”を作りたい。

という思いで「セラピストのための解剖学」等の勉強会や県庁のスペースを利用したイベントの主催およびサッカーイベント、サウナイベントなどに出店。

また、市などから依頼を受けて起業セミナー講師なども活動を行なっています。 HP:https://suay-lom.com/

(撮影協力:丸山奏)

100回撮影挑戦中の15歳!

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