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【群馬クレインサンダーズ】Bプレミア初年度へ!新体制発表&新入団選手公開会見レポート

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2026-27シーズンおよび新リーグ「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」開幕を直前に控え、群馬クレインサンダーズが公開入団会見を開催しました。

会場には開幕を待ち望む多くのファン・ブースターが集結。阿久澤毅社長、吉田新太郎GM、カイル・ミリングヘッドコーチ(HC)、辻直人キャプテンらが登壇し、悲願のBプレミア初代チャンピオン獲得に向けた力強い決意を語りました。

1. オープニング:クラブ幹部・現場トップからのご挨拶

■ 株式会社群馬クレインサンダーズ 代表取締役社長 阿久澤 毅 氏

「皆さん、こんにちは。本日はようこそお越しくださいました。いよいよという気持ちで私がいるんですけれども、皆さんも2026-27が始まるということで、今日はたくさんのお客様に来ていただきました。

私たちは先ほど、吉田GMとも話しをしたんですけれども、2000年にこのBプレミア構想を伝えられ今日まで、本当に手を尽くして、今シーズンを迎えるという運びになりました。その間、様々な出来事があったんですけれども、色々な課題を睨みながら、なんとか追いついていけるように必死で頑張ってまいりました。

そんなことで、このシーズンBプレミア、本当に気持ちを新たにして我々挑戦しようと思っております。皆様のお力を借りて、なんとか1番になれるようなそんな結果を残したいと思っているのは私だけでなく、選手はもちろん、ブースターの皆さん、それからスポンサーの皆さん、すべての関わっている皆さんがそんな思いで応援してくれると、恐らくチームは大きな力を発揮するんだろうと思っていますので、ぜひ絶大なる応援をお願いして、挨拶に代えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございます」

■ 株式会社オープンハウスグループ専務執行役員 / 株式会社群馬クレインサンダーズ取締役GM 吉田 新太郎 氏

「Bプレミア初年度をこうして皆様と迎えられることを大変嬉しく思っております。ファン・ブースターの皆様は大切なステークホルダーです。共に成長し、素晴らしい景色を一緒に見に行きましょう」

■ カイル・ミリング ヘッドコーチ

「皆さんこんにちは。またここに戻ってくることができて本当に嬉しく思います。選手たち、我々チームは、この夏本当にハードワークをして、ホーム開幕戦に向けて良い準備を進めています。また今日のゲームも、こうやってまた皆さんの前で試合できることを嬉しく思います。昨シーズンより日頃から皆さんのサポート、そして皆さんの声援を感じていますので、本当にいつも感謝しています。ありがとうございました」

■ 辻 直人 選手(キャプテン)

「みなさんこんにちは。辻です。今シーズンもよろしくお願いします。目標を達成するまで、このチームで優勝したい。優勝しないとキャプテンは辞めないと言っています。キャプテンはまだ勝てないんだと言われるまでは、キャプテンとして頑張りたいと思います。

試合の3時間以上前にも、こんなにたくさんの皆さんが集まっていただきまして、皆さんこの1シーズンすごく待ち遠しかったなと、また自分たちにすごく期待してくれているんだなと改めて身にしみて感じました。今シーズンこの内容が黄金時代と言われておりますが、群馬クレインサンダーズも今年黄金時代を築けるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」

2. 昨シーズンの振り返りと経営・補強戦略(吉田GMプレゼンテーション)

続いて、吉田GMより「昨シーズンの総括」および「新シーズンのチーム編成と経営面での成長」についてのプレゼンテーションが行われた。

■ 昨シーズンの成果と事業成長

チーム実績と事業成長 昨季は42勝18敗(全体5位)で2年連続のチャンピオンシップ(CS)進出を達成。事業面でも総売上28.4億円、チケット売上Bリーグ4位と右肩上がりの成長を記録しました。

チケット売上: 9.6億円(前年比110%、Bリーグ全体4位)。

パートナー企業協賛金: 12.2億円(Bリーグ全体5位)。Bプレミア初年度となる今期は15億円を見込む。

グッズ売上: 2.8億円(Bリーグ全体4位)。

クラブ総売上: 28.4億円。すべての事業指標において右肩上がりの成長を達成。

■ 競技面の指標とチーム編成の3大方針

吉田GMは「強いだけでなく、経営としても安定させながら成長していくことが重要」と強調した上で、アナリストとしての視点も交えながらチーム編成のロジックを説明した。

補強・編成のポイント詳細説明と背景データ
1. 昨シーズンからの継続性昨季は攻撃効率リーグ4位、守備効率リーグ1位を記録。得失点差はBリーグ全体で第2位(得失点差10以上を記録したのは全リーグで2チームのみ)。強固なチームディフェンスのアイデンティティをベースとして維持する。
2. ディフェンス力の更なる向上守備効率上位8チームがすべてCSに進出しているデータに基づき、優勝のためには強固な守備が最重要と位置づける。
3. 40分間高いインテンシティ(強度)の維持1試合(40分×5名=200分)を常に最高強度で戦うため、主要12選手の昨季平均出場時間の合計が「242.3分」となる層の厚いロスターを構築。外国籍選手のオンコートルール変更に対応し、出場時間をシェアしながらコート上の強度を絶やさない戦略をとる。

さらに、メジャーリーグ(MLB)で8年のキャリアを持つコンディショニング担当の友岡氏や、メディカル面のサポートとして「神の手」と称される山口氏をはじめ、17名の優秀なスタッフ陣を拡充。ロードマネジメントを徹底し、長丁場のシーズンをケガなく戦い抜く体制を整えた。

3. 新入団選手お披露目&決意表明

大きな拍手に包まれる中、今シーズン新たに加わった2名の新入団選手が登壇した。

■ 鶴巻 啓太 選手(背番号28 / SG・SF)

  • 選出理由・期待: 190cm・90kgの強靭な肉体を誇り、茨城ロボッツからの移籍。フィジカルを生かした粘り強いディフェンスとハードワークで、チームの守りの要となることが期待される。
  • 本人コメント: 「皆さんはじめまして。茨城ロボッツから移籍してきました鶴巻です。皆さんと一緒に戦えることを本当にワクワクしています。今シーズンどうぞ応援よろしくお願いします」

■ スタンリー・ジョンソン 選手(背番号14 / F)

  • 選出理由・期待: NBA8年のキャリアを持ち、昨シーズンは圧倒的な得点能力(平均12.2点)と粘り強い守備でチームの連覇に貢献。圧倒的な勝者の姿勢と個の打開力を持つスーパーオールラウンダー。
  • 本人コメント: 「Hi, I’m Trey. I am very excited to be here and I remember competing with you guys last year. And I have some really tough games, and to be a part of the culture like this and with these guys… I feel really grateful to be here, so I’m excited for the season and thank you for having me.」(本当にここに来られて嬉しく思っています。去年ここでプレーした時のタフなゲームや熱狂は鮮明に覚えています。この素晴らしいカルチャーの一員になれて光栄です)

4. トークセッション:新チームの強みと優勝へのプロセス

アナリスト・解説者(佐々木クリス氏)を交えて行われたトークセッションでは、ヘッドコーチ、キャプテン、新加入選手たちがチームのポテンシャルを深く掘り下げた。

■ カイル・ミリング HC

「我々の強みは『チームの深み(層の厚さ)』です。ここ数年、一歩ずつ着実に成長し、素晴らしいケミストリーを築いてきました。今季はディフェンスに強みを持つ既存メンバーに新たなピースが加わり、さらに高いポテンシャルを持っています。 辻選手は練習で誰よりもハードワークする選手で、年々ディフェンス面でも進化を見せています。新加入の鶴巻選手やスタンリー選手も、初日から素晴らしいハードワークを見せてくれました。1対1の攻撃力だけでなく、ダブルチームを引き寄せて周囲を活かすパスや、どこでも守れる汎用性を持っています。

優勝という目標はすべてのチームが掲げていますが、大切なのはそこに至る『毎日のプロセス』です。一日一日、一試合一試合を大切にしてケミストリーを築き、自分たちのやってきたことを信じてプレーオフを迎えたいと思います」

■ 辻 直人 キャプテン

「この新しい2人が入ってきてくれたことで、今までとは違った新しい強みと、元々あったチームディフェンスの強化が実現できていると感じています。60試合という長い戦いの中では、いつ怪我人が出るかわかりません。誰かが欠けたとしても全員でカバーしてステップアップし、最後にチャンピオンシップを迎えた時に『本当に最強のチームだ』と言えるシーズンにしたいです。

新加入の2人は人としても本当に素晴らしく、すでにチームカルチャーにフィットしています。自分自身、プレシーズンで追いつくシュートを決めた直後に逆転シュートを決められる経験をして『俺はこんなもんか』と思い知らされましたが(笑)、彼らの情熱がチーム全体を熱くしてくれています」

■ 鶴巻啓太 選手

「サンダーズへの移籍を決断した最大の理由は、アウェイチームとして会場(太田)に来た時に感じたブースターの皆さんの熱い応援です。相手として本当にやりづらかったので、今度はこの熱狂の中で自分の力を見せたいと思いました。自分の武器はディフェンスです。相手のエースプレイヤーをしっかり止める役割を果たしたいと思っています」

■ スタンリー・ジョンソン 選手

「サンダーズを選んだのは、GMやコーチと深い会話をし、自分と家族にとってベストな選択だと確信したからです。昨シーズンのサンダーズの試合(特に千葉とのCS戦)も見ていて、素晴らしい戦う姿勢と環境が整っていることを知っていました。 自分のプロフェッショナリズムの根底には『常に自分らしくあること(Authentic)』があります。プレッシャーは感じていません。自分の力をそのまま発揮することがチームの勝利に直結すると信じています」

5. 2026-27シーズン スローガン発表

会見の終盤、会場のモニターに特別映像が流された後、吉田GMより今シーズンのスローガンが力強く提示された。

BREAK THE ORDER

  • 新たな熱狂はここから生まれる –

■ 吉田GMによるスローガンへの想い

「Bリーグのこの10年間を振り返ると、どこか凝り固まった『序列』や『秩序』が存在していたのではないかと感じています。ファンの皆さんも『いつもある特定のクラブが強い』という空気感を感じていたかもしれません。

しかし、我々群馬クレインサンダーズはこの新たな10年、Bプレミアの初年度にあたって、その既存の序列(ORDER)を打ち壊し、その先頭に立って新しい時代を切り拓いていきたい。その強い覚悟を込めて『BREAK THE ORDER』とさせていただきました。まだ見ぬ景色を、ファンの皆さんと一緒に見に行きたいと思います」

【編集後記】

Bプレミアという日本のバスケットボール界における巨大な構造改革の初年度を迎えるにあたり、群馬クレインサンダーズが示した姿勢は、単なる「補強の誇示」ではなく、「確固たるロジックに基づくチームビルディング」と「既存の序列を壊すという野心」であった。

経営面での劇的な成長(売上28.4億円、Bリーグ4〜5位規模)を背景に、オンコートでは「守備効率1位」という自らの強みをさらに研ぎ澄ます編成を敢行。200分間のプレータイムを高い強度で満たし切るための12名体制と、メディカル・コンディショニング陣の劇的な拡充は、60試合の長丁場を見据えた極めてリアリスティックな勝利への足し算と言える。

会見を通じて印象的だったのは、新加入の凄腕外国籍選手からベテランの辻直人選手に至るまで徹底されていた「日々のプロセスを大切にする」という謙虚で愚直な姿勢と、スローガン『BREAK THE ORDER』に込められた強烈な反骨精神の対比である。

太田の地から巻き起こる熱狂が、果たして過去10年のBリーグの秩序をどう塗り替えていくのか。群馬クレインサンダーズが挑む「黄金時代」の第一章から、目を離すことができない。(「情報ぐんま」取材班)

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