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10月、秋晴れの高崎市で開催された「美スタイルマラソン」。
この大会は「子宮頸がん予防・啓発」をテーマに掲げ、美と健康、そして命の大切さを走りを通して伝えるイベントだ。
10㎞スターターはタレントで高崎市観光特使のJOYさん

5㎞スターターは高崎市教育委員会教育長の小林良江さん

2.5㎞のスターターは福田達夫衆議院議員

チアや歌で会場を盛り上げます。






会場にゲストランナーとして、ザスパ群馬の細貝萌社長が登場。
現役時代さながらの軽快な走りを見せ、10kmを完走した。



■ ザスパ群馬・細貝社長「走ることで伝えられることがある」
ステージではお笑いコンビ・アンカンミンカン富所哲平さんとのトークも行われ、会場は笑いと感動に包まれた。



「昨シーズンまで選手としてプレーしていましたが、今は経営の立場でザスパを支えています。
こうして表に立つことで“ザスパ群馬”という名前を多くの方に知っていただけるのは嬉しいことです。」
そう語る細貝社長は、実は過去に膵臓に腫瘍が見つかり手術を経験している。
「最初は“ただの胃もたれ”だと思っていたんです。
でも、検査を受けたことで早期発見につながり、命を守ることができました。
だからこそ、検診の大切さを伝えたい。
体調に不安があったら“少しでも早く調べる”ことが本当に大切です。」
大病を乗り越えた経験を語るその表情には、実感と説得力がにじむ。
「会社もチームも苦しい状況ですが、どんな時も前を向いて戦う。
それがサッカーで学んだことです。」
この日、社長として、そしてひとりのランナーとして走った10km。
その一歩一歩が、「命を守る行動を起こそう」というメッセージにつながっていた。



■ 「知ること」から始まる命の予防
続いてステージに登場したのは、佐藤病院の佐藤先生と、群馬出身タレントのJOYさん。



テーマは「子宮頸がんを正しく知ること」。
佐藤先生は優しく語る。
「子宮頸がんは、**HPV(ヒトパピローマウイルス)**というウイルスが原因で起こる癌です。
性交渉の経験がある女性の約8割が一度は感染するほど、珍しくないウイルスなんです。
でも、ワクチンや定期的な検診で防ぐことができます。」
JOYさんも真剣な表情でうなずく。
「正直、男としては詳しく知らなかったけど、妻や娘がいる立場として他人事じゃない。
パートナーが理解して支えることが大事だと感じました。」
佐藤先生は最後にこう呼びかけた。
「症状がなくても、定期的な検診を受けてください。
“何もない”を確認することが、あなた自身と大切な人を守ることにつながります。」
10㎞の部 表彰式









ゲストによるじゃんけん大会












■ 「走ること」「知ること」「伝えること」
マラソンを通して心も体も温まったこの一日。
そこに込められたメッセージはシンプルだ。
“自分の体を大切にすることが、誰かを守ることにつながる”。
細貝社長、佐藤先生、JOYさん――それぞれの立場からの言葉が、会場のランナーや観客の心に深く響いた。
走る人、支える人、学ぶ人。
そのすべての想いが交わるこのマラソンが、群馬から広がる“いのちをつなぐ輪”の象徴となっている。


糸井商事 糸井社長
ザスパ群馬 細貝萌社長

左からアンカンミンカン富所哲平氏 JOYさん 松田陽子さん 宮河マヤさん 坪井ミサトさん
