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「最初で最初の頂点へ」
新たなトップリーグ「B.LEAGUE PREMIER」の開幕を間近に控え、クラブとして大きな節目を迎えている群馬クレインサンダーズ。経営トップとして新時代に挑む阿久澤毅社長に、クラブの決意、アリーナを中心とした地域密着のビジョン、そして社会貢献活動の集大成について話を伺いました。



Q1. いよいよ「B.LEAGUE PREMIER」が開幕します。トップランナーとして新ステージに臨むにあたり、クラブの決意と目標をお聞かせください。
阿久澤社長: 目標は今まで通り、変わらず「1番(優勝)になること」です。過去2シーズン続けてチャンピオンシップ(CS)に進出しましたが、頂点に立つまでの過程には怪我など予期せぬトラブルも含め、数々のハードルがあることを痛感してきました。それでも、スタッフもチームも全員で「一番上の景色をみんなで見よう」と取り組む姿勢は一切ブレていません。
プレミア参入に向け、アリーナの整備や事業基盤の構築など、2026年をひとつの目標にして走り続けてきました。リーグが真の意味で再スタートを切るこのシーズン、初代王者という足跡を歴史に刻みたいですね。「最初で最初の優勝」を狙えるのは今しかありませんから。



Q2. クラブ経営やアリーナを軸とした「サンダーズらしさ」を、今後どのように表現していきたいですか?
阿久澤社長: 「サンダーズらしさ」を一言で表すなら、ヘッドコーチの言葉でもある「群馬一丸」に尽きます。フロント、選手、ファン、スポンサーの皆さん全員が一つになって1番を目指す。この意識が、クラブ全体や地域の皆さんにしっかり浸透してきたと感じています。
今では誰もが照れることなく「一丸で頑張ろう」と言える文化ができました。試合に勝った瞬間、会場全体でその思いを確認し合えるのが一番の醍醐味ですし、あの一体感を味わうためにアリーナへ足を運んでくださる方も多いのではないかと思っています。



Q3. 太田市だけでなく、群馬県全域や地域社会を巻き込んでいくための新しいビジョンについて教えてください。
阿久澤社長: おかげさまで後援会企業は800社を超え、パートナー企業も約250社と、県内全域で応援の輪が広がっています。
例えば、地域の新入学児童へベースボールキャップをプレゼントする取り組みを行っていますが、帽子をもらったお子さんをきっかけに、ご両親や祖父母世代まで家族の中でサンダーズの話題が広がっていきます。「今度試合を観に行こうか」という会話が家庭内で生まれ、日常生活の中にバスケットボールが自然と溶け込んでいくことこそが、本当の意味での地域密着だと考えています。
また、ホームアリーナ周辺で展開している「オープンハウスアリーナ太田 マルシェ」は全国のクラブを見渡しても有数の規模と賑わいを誇ります。バスケ観戦だけでなく、美味しいものを食べたりご家族で遊んだりできる「ボールパーク」としての空間も、サンダーズならではの強みですね。



Q4. クラブを熱狂的に支えるファンの皆さんへ、経営トップとして伝えたいメッセージをお願いします。
阿久澤社長: 熱心に応援してくださるファンの皆さんに、我々がお返しできる最高のものは「優勝」しかありません。満員の熱気あふれるアリーナで声援を送ってくださる皆さんと一緒に、必ず一番の景色を見たいと思っています。
今シーズンは平日開催の試合が増えるなど変革の年でもあり、観戦スタイルや集客面でも新しい挑戦が始まります。それでも、勝ち星を重ねて完成度を高めていきながら、皆さんとともにブレずに戦い抜いていきます。



Q5.最後に、新シーズンを楽しみにしているファンへ一言メッセージをお願いします!
阿久澤社長: ファンの皆さん、今年こそはやります!「見ていろよ」という気持ちです(笑)
今シーズンは新戦力として、圧倒的な力を持つスタンリー・ジョンソン選手(背番号14)が加入しました。ヘッドコーチ3年目を迎えて強固になったリーグトップクラスのディフェンス力に、彼の圧倒的な攻撃力がどう噛み合うのか、ぜひご期待ください。
目指すはレギュラーシーズンで勝ちを積み重ね、チャンピオンシップでドンチャン騒ぎをして1番になること。そしてアジアの舞台(チャンピオンシップ)へ飛び出し、皆さんと一緒に「ドバイ」へ行きましょう!群馬一丸となって盛り上がっていきましょう!
【編集後記】スポーツの熱量が、地域社会の優しさと温もりを変えていく
阿久澤社長の言葉からひしひしと伝わってきたのは、勝利への飽くなき執念と、それ以上に深い地域への愛でした。
取材の中で語られた10月のピンクリボン活動は、私ども「湯あみ着推進プロジェクト」が毎年10月に群馬クレインサンダーズ様のご協力をいただきながら歩んできた大切な取り組みでもあります。
クラブが「地域への恩返し」として共に声をあげてくださったからこそ、民間企業や自治体、そして日本を代表する名湯・草津温泉へと協力の輪が大きく広がりました。スポーツが持つ発信力と巻き込む力は、病気や傷つきを抱える人々の背中をそっと押し、温泉文化の新たな可能性すら切り拓いています。
「群馬一丸」で日本一へ――アリーナで生まれる熱狂と、地域を包み込む温かい優しさを携えて、サンダーズは新時代の頂点へと駆け上がっていきます。