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桐生市の夏の風物詩、織物工芸館の企画展「ゆかた帯・ゆかた展」が明日7月11日(土)から8月10日(月)まで開催されます。今回は過去最高となる11団体12名が参加する華やかな取材会が行われ、桐生織物のメーカー6社による計132点もの美しい作品が一堂に会しました。地元の伝統技術と若き学生たちのデザインが融合した、今夏のトレンドを彩る展示の見どころをレポートします。



■ 伝統とモダンが融合する132点のバリエーション
本展では、桐生織物協同組合に所属する厳選された6社のメーカーが手掛けた、計132点のゆかた帯を中心に展示・販売が行われます。メーカーごとに異なる豊かな個性が表現されており、会場内はポップや解説なども豊富に用意され、初心者から着物ファンまで幅広く楽しめる構成となっています。基本は展示ですが、気に入った商品はその場で購入することも可能です。



■ 地元学生の感性を形に――「和装新製品開発事業」の取り組み
今回の展示で特に注目したいのが、織物メーカーと地元の教育機関がタッグを組んだ「和装新製品開発事業」の成果物です。これは年に一度、デザインを学ぶ高校や専門学校、大学の学生を対象にデザイン画を公募し、実際の製品として仕立て上げる取り組みです。
今回の取材会でモデルが着用した浴衣や帯も、旧桐生工業高等学校の生徒がデザインしたものが基になっています。伝統的な桐生織の技術をベースにしながら、チューリップや朝顔といった現代的でポップな意匠が施されており、古典的なイメージを覆すモダンな仕上がりが強く印象に残りました。
■ ベテランの巧みの技が光る、オリジナル着付けと創作帯結び
取材会では、経験豊富なベテラン着付け師(後閑課長、大須賀さん)による、モデルそれぞれの個性を引き出す美しい着付けが披露されました。
- 独自の変形アレンジ結び(長岡さん着用) 細い「半幅帯(はんはばおび)」を使用し、平面の美しさが立体へと変わる瞬間が表現されました。定番の「ちょうちょ結び」と「文庫結び」にリボンを組み合わせた特別な変形アレンジ。その場でモデルのイメージに合わせて創作していく職人の技が光ります。
- リバーシブルを活かした「リボンパタパタ」(鈴木さん着用) 帯の裏表の色が異なる特性を最大限に活かした「リボンパタパタ結び」。パタパタと折り重ねることで、歩くたびに異なる色彩がアクセントとして覗く、非常に華やかな仕上がりとなっていました。
■ 美しきモデル2名が語る、桐生織の魅力と夏の抱負
取材会には、群馬県内出身の美しいモデルお二方が浴衣姿で登壇し、それぞれの視点から桐生織への想いを語ってくれました。
① 長岡 千夏(ナガオカ チナツ)さん(26歳 / 桐生市出身・在住)



2000年5月30日生、166㎝、会社員
「若い世代で浴衣を着る機会は少なくなっているかもしれませんが、こうして本格的で素晴らしい帯をしっかり締めると、とても身の引き締まる思いがします。桐生織は本当に繊細で、触れた時の感触や見た目の上質さが、普段目にするものとは全然違います。ぜひ20代の若い世代の方々にも、実際に触れて着てみてほしいです。今年の夏は、この浴衣姿で『桐生八木節まつり』に出かけたいですね。」
② 鈴木 舞南(スズキ マイナ)さん(25歳 / 前橋市出身・在住)



2000年8月1日生、168㎝、会社員
「実は6月から浴衣の着付けを習い始めたばかりなのですが、本日先生方の素晴らしい所作や、立体的な帯が一瞬で形作られていく職人技を目の当たりにして感動しました。生地の材質もしっかりしていて、桐生織の実力の高さを肌で感じています。桐生織といえば古典的でシンプルな柄のイメージがありましたが、現代風の鮮やかな柄も多くて驚きました。もう少し涼しくなったら、桐生の花火大会にこの素敵な浴衣を着てお出かけしたいです。」


■ 開催概要
- イベント名:ゆかた帯・ゆかた展
- 開催期間:2026年7月11日(土)~ 8月10日(月)
- 会場:織物工芸館(群馬県桐生市)
- 展示内容:桐生織物メーカー6社による浴衣帯・浴衣(計132点)の展示および販売
- イベント・商品に関するお問い合わせ: 0277-43-2510(織物工芸館 直通窓口)
- 本事業に関するお問い合わせ: 桐生織物協同組合 和装振興課長 後閑 克美(ごかん かつみ)さん ☎ 0277-43-7171
今年の夏は、お気に入りの「桐生織」を身にまとって出かけてみませんか? 皆様のご来場を心よりお待ちしております!