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草津愛が溢れる!「人と人の対話」から移住・商いの未来をつむぐ『CO-AKINAIマルシェ 春場所』開催。

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群馬県を代表する名湯・草津温泉。2026年6月6日(土)、湯畑のすぐそばにある「湯路広場」にて、地域の未来を形作るユニークなイベント『CO-AKINAI(小商い)マルシェ 春場所』が開催されました!

今回のイベントを取材して強く印象に残ったのは、主催者からも出展者からも、草津への深い愛着を感じさせる言葉が自然と溢れ出ていたことです。参加者全員が「草津が大好き」という共通の想いでつながり、熱気と温かさに包まれた当日の様子を、関係者のインタビューとともにお届けします。

■ 「スモールステップ」から移住・商いのきっかけを

主催者:後藤 麻人さん(草津温泉コワーキング 代表)インタビュー

今回のマルシェを企画・主催した、地域の移住定住活動やコワーキングスペースの運営に取り組む後藤麻人さんにお話を伺いました。

「私自身、この町の移住定住や、移住者の方が住みやすい環境づくりに強い関心を持って活動しています。今回は『小さなお店(小商い)にチャレンジしてみよう』というコンセプトを掲げた『CO-AKINAIマルシェ』です。

移住や起業といっても、いきなりお店を構えたり引っ越したりするのはハードルが高いもの。まずはこうしたマルシェで小さな一歩を踏み出してみることで、町の人や観光客との関わりが生まれ、自信にもつながると考えています。今日の出展をきっかけに、移住や二拠点生活、関係人口の拡大につながれば嬉しいですね」

■ 移住の玄関口として、交流の輪を広げる場所に

コミュニティマネージャー:宇原 妃那さんインタビュー

イベントの運営を支え、地域のハブとなっている「草津温泉コワーキング」のコミュニティマネージャー・宇原妃那さんにも、イベントの目的と展望を伺いました。

「これまでコワーキングスペースを舞台に、移住者や地元の方など、様々な属性の人々が集まり交流する輪を広げてきました。その一つの『集大成』が今回のマルシェです。

出展されているのは、移住して日が浅い方、これから移住したい方、すでに店を構えているもののまだ広く知られていない新しいお店など、挑戦を始めたばかりの方々ばかり。このマルシェを、スモールステップを踏み出せる機会にしたいと考えました。今後は継続して開催し、移住の玄関口となるようなイベントに育てていきたいです」

【草津移住4年目のリアルな魅力】

「移住して3年が経ち、いま4年目になりますが、本当に幸せな毎日です。何より温泉が気持ちよく、山登りなどの自然アクティビティが豊富。それを教えてくれる頼りになる先輩移住者もたくさんいます。体を動かして、疲れたら温泉に入り、『さて仕事をするか』と思えるルーティンは最高です」

出展者:「TOKIYA IROHA」インタビュー

個性豊かな16の出展ブースの中から、陶芸家の香村さんにお話を伺いました。「元々、ひと月に1回は訪れるほど草津が超大好きなんです(笑)。今回の運営さん(草津温泉コワーキング)が『出会いや人とのつながりを大切にする』というコンセプトを掲げているのを知り、私の店が持つ『モノではなく、私自身や作品に触れてエネルギーをもらってほしい』というコンセプトと完全に一致したため、出展を決めました。

お客様が作品を手にした瞬間、キラッと一瞬輝くんです。その輝きから、私もエネルギーをもらっています。将来は、この大好きな地で小さくても自分のお店を構え、得意のアクセサリーや陶器、洋服など、この地との縁を生かしたオリジナルコラボ作品を展開していくのが夢です」

■ 誰もが平等に温泉に入れる社会へ。学生団体が挑む「湯あみ着」の普及

出展者:学生団体「燈(とぼし)」代表・飯塚 俊太朗さんインタビュー

マルシェには、誰もが着たまま温泉に入ることができる衣類「湯あみ着(ゆあみぎ)」を通じて、温泉のダイバーシティ化(多様性)と社会貢献を目指す熱いブースも参加していました。 共愛学園前橋国際大学の学生団体「燈」の代表を務める飯塚俊太朗さんにお話を伺いました。

「私たちの目標は、乳がんの手術跡、アトピー、ジェンダー、宗教的理由、あるいは裸になる恥ずかしさなどで悩む方々が、何も気にせず温泉に入れる社会にすることです。 そのために、温泉で『湯あみ着』を着て入る文化を当たり前にしていきたいと考えています。

その第一歩として、今回のマルシェが重視している『人と人との対話』を大切にしました。直接お話しすることで、湯あみ着という存在や、その背景にあるストーリー、どんな方に良いものなのかという利点を丁寧に伝えていきたいと考えています」

【インタビュー内容の整理】

1. プロフィール

  • 名前:飯塚 俊太朗(いいづか しゅんたろう)
  • 出身:群馬県渋川市
  • 所属:共愛学園前橋国際大学 国際社会学部 在学中
  • 活動:学生団体「燈(とぼし)」代表

2. 生い立ちと地元の背景

  • 性格:幼少期は非常に控えめで、自分から人を引っ張るタイプではなかった。
  • 地元・渋川市の魅力:白井城の城下町(宿場町)の名残がある地域で、通った中学校も「黒井峰遺跡」という遺跡の上に建っているなど、歴史や自然がすぐ身近にある環境で育った。
  • 群馬への想い:温泉文化だけでなく、織物(伊勢崎銘仙や桐生織など)といった「ものづくりの歴史」が各地に根付いており、現在の湯あみ着開発もこの土地の文化や技術の繋がりの延長線上にあると感じている。

3. 「湯あみ着」の活動を始めたきっかけ

  • 大学の授業:地域の人と協働して社会課題を解決する商品を開発する授業「バーチャルカンパニー」を履修したこと。
  • 群馬県の事業への参加:2023年度の県の支援事業に参加し、地域の製造業企業とチームを組んだ際、「温泉に入りたくても入れない人がいる」という課題に気づく。
  • 対象(ターゲット)の広がり
    • 当初はアトピーなど肌に悩みを持つ方向けに開発をスタート。
    • 活動の中で乳がんサバイバーの女性(藤井佳津枝さん)と出会い、協働していく中で視野が拡大。
    • 現在は乳がん手術の傷跡がある方だけでなく、外国人、宗教的理由で肌を露出できない方、ジェンダーの悩みを持つ方、単純に裸になるのが恥ずかしい方など、「誰もが平等に温泉を楽しめるダイバーシティ化」を目指して、ターゲットを限定せずに普及活動を行っている。

4. まとめ(今後の展望)

かつては控えめだった地元の学生が、大学の授業や県の事業をきっかけに「温泉に入れない人がいる」という不平等の課題に向き合うようになり、学生団体「燈」を結成。 群馬の歴史やものづくりの技術を活かしながら、まずはマルシェなどの「人と人との対話」を第一歩として、誰もが安心して温泉を楽しめる未来(温泉のダイバーシティ化)のために、湯あみ着が当たり前になる文化の普及へ情熱を注いでいます。

10月23日に開催決定!湯あみ着100人入浴イベント

この秋、草津温泉の上方に位置する「西の河原(さいのかわら)露天風呂」周辺にて、大きなイベントが企画されているとのこと。その気になる詳細の告知イベントが、間もなく開催されます!

■ 湯の街を彩る、絶品「小商い」グルメ!大盛況の食べ歩きレポート

マルシェの会場内には、草津に新風を吹き込む魅力的なグルメブースが多数出展し、観光客や地元の方々で一段と賑わっていました。その中から、特に注目を集めていた2つのショップをご紹介します。

制限時間は60秒!スリルと美味しさが詰まった「いもけんぴつめ放題」

思わず足を止めてしまう「60秒間いもけんぴつめ放題 500円」というユニークな看板を掲げていたのは、大人気ブースの「おいもたつき草津温泉店」さん。

カップから溢れんばかりに高く、美しく積み上げられた黄金色のいもけんぴは圧巻の一言(image_2.png)。1分間という制限時間の中で、いかにたくさんのいもけんぴを上手に詰められるか、挑戦する人々の真剣な表情と笑顔でブースは常に笑い声に包まれていました。カリッとした小気味よい食感と、噛むほどに広がるお芋本来の優しい甘さは、一度食べ始めたら手が止まらなくなる美味しさ。お土産にはもちろん、湯上がりの散策のお供としても抜群の満足感です。

湯畑散策の新定番!ふわとろ食感の「草津温泉生どら焼き」

続いて行列を作っていたのが、「草津温泉どらやき」のブースです。

こちらの名物は、ふっくらと焼き上げられたこだわりの生地に、たっぷりの特製クリームや餡を贅沢にサンドした「生どらやき」。パッケージには可愛い温泉マークのスタンプがあしらわれており、草津らしさ満点のビジュアルに心が躍ります。一口頬張ると、口溶けの良いクリームと生地の一体感が絶妙で、洋菓子のようなリッチな味わいが広がります。湯畑周辺の宿やどこかレトロな街並みをバックに、この生どらやきを片手に自撮りを楽しむ観光客の姿も多く見られ、まさに新しい草津の名物になりそうな輝きを放っていました。

【編集後記】

ただの物販イベントにとどまらず、主催者・出展者・地域住民、そして観光客が「対話」を重ね、お互いのエネルギーを循環させている姿が極めて印象的なマルシェでした。全員の根底にあるのは「草津が好き」という強い純度の愛着です。この湯路広場から始まった小さな挑戦(小商い)が、やがて群馬の、そして草津の未来をより豊かにしていくに違いない――そんな確信を持たせてくれる素晴らしい一日でした。そして秋の大型イベントからも目が離せません!

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