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【取材】夢を「仕事」にする伴走型教育。国際産業技術専門学校『夢学科』が群馬から始動!

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2026年4月2日、前橋市内の会場にて、国際産業技術専門学校の新学科「夢学科」の設立発表会が開催されました。SNSやWebマーケティングを武器に、若者の「やりたいこと」を形にするという前代未聞の教育プロジェクト。その熱気あふれる現場をレポートします。https://iitc.ac.jp/


■ 「地域貢献こそが学校の使命」石井副校長が語る教育の原点

発表会の冒頭、登壇したのは石井副校長です。中学教員から転身し、剣道の専門家という顔も持つ石井氏は、柔らかながらも力強い言葉で、学校が地域で果たすべき役割を提示しました。

「この学校の根幹にあるのは『地域貢献』です。理事長からも常に言われているのは、地域のためにどれだけ尽くせるかということ。今、地域や企業に最も足りないのは『人材』です。その人材をどう作るかが、私たちの最大のポイントです。

現代、進路に悩む日本の高校生は大勢います。私たちは一人ひとりに寄り添い、『困らない人』を育てたい。そして、学生たちが自分の夢にどう向き合えるか。それを一生懸命に考える学校でありたいと考えています」

石井氏は、2年前から齊藤先生と議論を重ね、時にぶつかり合いながらこの「夢学科」の構想を温めてきたと言います。地域に根ざし、実力ある人材を送り出す——その決意が語られました。


■ スライドなし、本気のプレゼンテーション。齊藤瑞紀先生の「覚悟」

続いて、本学科を主導する齊藤瑞紀先生が登壇。 「みんなの目を見て本気で向き合いたい」と、あえてスライドを一切使わない異例のスタイルで、自身の生い立ちから学科への想いまでを熱烈に語りました。

1. 「18歳の自分が、喉から手が出るほど欲しかった場所」

齊藤先生がカリキュラムを練り上げる際、常に自分自身に問い続けてきたのは**「18歳の齊藤瑞紀が、この学校に入りたいと思うか?」**という一点でした。 かつて兵庫県から群馬へ移住し、夜行バスで往復しながら「自分の進むべき道」を必死に探していた孤独な時期。その時に「もしこんな場所があれば、どれほど救われただろう」という実体験が、夢学科の設計図になっています。「自分に嘘をつきたくない」という言葉通り、自らが一番のファンになれる教育環境を目指しています。

2. 「夢」を「仕事」に変えるWebマーケティングという武器

「高校生は夢がないのではなく、叶え方がわからないから口に出せないだけ」と齊藤先生は語ります。 その解決策として提示されたのが、**「夢 × Webマーケティング」**の掛け算です。 動画、SNS、SEOといった現代の必須スキルを「武器」として授けることで、個人の想いや商品を世の中に価値として届ける力を養います。

3. 「伴走者」として、学生の隣で笑い、共に泣く

齊藤先生が最も強調したのは、「伴走(ばんそう)」という言葉でした。 「南極にみんなの夢を届ける」という自らの壮大な夢を叶える過程で、彼が痛感したのは「人は一人では何もできない」という真理です。 学生一人ひとりの現在地を見極め、隣で一緒に悩み、階段を一段ずつ作っていく。この「逃げない伴走」こそが、齊藤先生が教育者として捧げる最大のコミットメントです。


■ 多彩な専門家たちが集結。共に走る講師陣

発表会では、夢学科を共に支える講師陣も紹介されました。 AI、デザイン、SEO、ビジネスコーチ、さらにはシェアハウス運営者や地域開拓者まで、多種多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルたちが、学生たちの夢を多角的にサポートします。

「夢は変わってもいい、見つからなくてもいい。でも、決めたことはやり遂げる姿を見せたい」と語る齊藤先生の言葉には、確かな実感がこもっていました。


【取材後記:情報ぐんま 編集部】

発表会を通じて感じたのは、教員と生徒が「教える・教わる」の関係を超え、共に走る「パートナー」であるという熱量です。 石井副校長が示す「地域への責任」と、齊藤先生が体現する「夢への情熱」。この二つが合わさった「夢学科」は、群馬の未来を担う若者たちにとって、唯一無二の「はじまりの場所」になるに違いありません。

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