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挑戦者として、新たなステージへ。
全勝優勝という結果の裏側には、ピッチの外でチームを支え続ける存在がある。
ザスパ群馬ルミナスのGM・三科真澄氏は、選手一人ひとりと向き合いながら、チームと環境を丁寧に育ててきた。
「当たり前ではない環境」「感謝を忘れない心」
その言葉の端々から伝わってくるのは、勝利だけを目的としない、アスリート人生そのものを大切にする姿勢だ。
今回は、ルミナスが全勝優勝に至った背景、1部リーグへの挑戦、そして未来への想いについて、三科GMに話を伺った。

Q1|昨季の全勝優勝を支えた、チームづくりの軸とは?
一番の軸は、選手たち自身の中に「本気で取り組むスイッチ」が入ったことだと思っています。
キャプテン、副キャプテンを中心に、役職のない中堅選手たちも含めて、チームとしての自覚が後半にかけて一気に高まりました。過去に悔しさを経験してきたメンバーだからこそ、「次は負けない」という気持ちを共有できたことが大きかったです。
また、田坂さんが現場で直接サッカーを教えてくださり、そのスピード感やレベルの高さに必死についていこうとしたことも、結果につながりました。
選手、指導者、アドバイザー、そして私自身も含め、全員が同じ方向を向き、志を高め合えた。その相乗効果が全勝優勝につながったのだと感じています。
Q2|新たなステージで感じている違いと、今季求める成長は?
群馬県2部から1部へ昇格するということは、対戦相手のレベルが確実に上がるということです。
そのため、昨年以上に技術面も含めたレベルアップが必要だという危機感を持ってシーズンに臨んでいます。
私たちは挑戦者であることを忘れず、群馬県1部の各チームと共にリーグを盛り上げながらも、学ぶべきところはしっかり学び、戦っていきたいと考えています。
Q3|選手育成と環境づくりで大切にしていることは?
一番大切にしているのは、「話しやすい環境」です。
環境づくりに限界はないと思っていますし、選手たちが求める以上の環境を用意してあげたいという気持ちがあります。それは、選手たちが本当に一生懸命で、心から可愛い存在だからです。
サッカーに集中しやすい環境、体のメンテナンスができる体制など、物理的な面はもちろんですが、それ以上に「当たり前ではない」ということを選手たちに伝えていきたい。
地域の皆さんの協力があってこそ成り立っているという感謝の気持ちを、常に忘れないでほしいと思っています。
私自身、女性アスリートとして、また女性指導者として歩んできた経験があります。その経験を少しずつ伝えながら、選手一人ひとりのアスリート人生が彩られるような環境づくりを、元気なおばちゃんとして支えていきたいですね。

Q4|情報ぐんまとの共創、発信についてどう感じていますか?
私たちの立ち上げ期を取り上げていただいていることに、感謝しかありません。
発信してくださる方がいて、それを読んでくださる方がいるからこそ、私たちは知っていただく機会を得られています。
「ルミナスって今どうなっているんだろう?」
「こんな活動をしているんだ」
そうしたことを、情報ぐんまさんを通して多くの方に知っていただけたら嬉しいです。
Q5|情報ぐんま読者へのメッセージ
群馬から日本へ、そして世界へ。
多様性の時代、SNSを含めた発信の力は本当に大きいと感じています。
私たちは、スポーツの力で群馬を元気に、そして日本を元気にできるチームを目指しています。
ぜひ、情報ぐんまを通じてルミナスの“今”を知っていただき、一緒に盛り上げていただけたら嬉しいです。
三科GMはインタビューの最後に、
「試合の有無に関係なく、選手一人ひとりの個性を発信していきたい」
という想いも語ってくれた。
ピッチ上の姿だけでは見えない、“話すと面白い選手”“意外な一面を持つ選手”。
そうした魅力を知ることが、応援のきっかけになると三科GMは言う。
この言葉を受け、
情報ぐんまでは今後、ザスパ群馬ルミナスの選手個人によるコラムを順次掲載していく予定だ。
試合結果だけでは伝えきれない、選手たちの素顔や日常、サッカーへの想いを、本人の言葉で届けていきたい。

ザスパ群馬ルミナスhttps://thespa-l.jp/
【三科真澄GMプロフィール】1982年3月12日生
| 神奈川県立厚木商業高校 日立高崎・ルネサス 女子ソフトボール部(10年間在籍中) 日本トップリーグ 6回 優勝 全日本総合選手権大会 7回 優勝 国民体育大会 群馬 7回 優勝 新人賞 受賞 ベストナイン 遊撃手 2回 本塁打王 3回 アテネオリンピック 銅 (2004年) 北京オリンピック 金 (2008年) 大学監督 就任 (指導者8年) 全日本大学選手権大会 優勝(2010年) ジャパンコーチアワード 受賞(2015年) 実業団 ビックカメラコーチ(2年間) 自然体験教室開校、スポーツアカデミー講師(2018年) 文部科学省認定 体軸ファシテタリィー 日テレドリームコーチ |

【編集後記】
インタビューを通して強く感じたのは、三科GMの言葉のすべてが
一貫して「選手目線」で語られているということだった。
勝敗や結果以上に、選手たちがどんな環境で、どんな想いを持ってプレーしているのか。
その一つひとつを丁寧に見つめ、寄り添おうとする姿勢が印象的だった。
「話しやすい環境をつくりたい」
「当たり前だと思ってほしくない」
その言葉の背景には、女性アスリートとして、そして指導者として歩んできた経験と、選手たちへの深い愛情がある。
チームを“知る”ことが、応援につながる。
ザスパ群馬ルミナスの物語は、まだ始まったばかりだ。
ピッチ上では見えない素顔や日常、サッカーへの想いを、選手自身の言葉で届けていきたい。
チームを“知る”ことが、応援につながる。
ザスパ群馬ルミナスの物語は、まだ始まったばかりだ。