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女子ソフトボールの「ニトリJDリーグ」第10節が7日、高崎市・宇津木スタジアムで行われ、白熱した試合が繰り広げられた。












第一試合は、太陽誘電ソルフィーユがタカギ北九州ウォーターウェーブと対戦。最終回に3点を取られるも先制したリードを守り5-4で勝利。
続く第2試合はビックカメラ高崎ビークイーンがSHIONOGレインボーストークスと対戦。4回まで互いに点を譲らない投手戦となり、ロースコアの展開に。我妻(ビックカメラ高崎)のソロホームランで勝ち越しに成功し、ビックカメラが接戦を制し、2-1で勝利した。














<試合後コメント>
太陽誘電・吉村監督
今日の試合を振り返って「得点は先制、中押し、ダメ押しができて理想通りだった。ただ守備は6回まで上原がいいピッチングをしていて、最終回継投を選択したが継投したピッチャーが失点して最終的に一点差になってひやひやしたゲームになったがこういうことも経験していかないとチームは成長しにくいと思う、勝って反省するということができてよかった。」
残り9試合については、「全勝したら14勝14敗1分になる。今年のチームの目標はプレーオフに行くこと。プレーオフに行って日本一を掲げている。今年混戦なので粘り強く残りの9試合を戦いたいと思う。」と語った。
太陽誘電キャプテン・橋本選手
「目標のプレーオフ進出に向けては残りの試合一試合も落とせない試合がずっと続いていく。一試合一試大切にしていくのと、自分たちは若いチームなので、元気なところを忘れずにやっていきたい。年齢が近い分コミュニケーションがとりやすいところがある。普段の練習もそうですし、ソフトボール以外のところでもこのチームはみんな仲がいいなと思うのでそこは強みになっている。」
反省と今後の課題
「今まで自分たちのペースで試合を運ぶことが少なかったのでそこに関しては今日の試合は良かったところ、踏ん張りたい場面で止めきれない雰囲気があるので集中を切らさないように自分たちで流れをよんでいきたい。」と試合を振り返った。















ビックカメラ高崎・岩渕監督
「苦しい試合だったが勝つことが一番大事なので勝ててよかった。」我妻のホームランに関して「さすがだな。」と納得の表情を見せた。「地元でできるのはすごくありがたい。ファンの人たちがたくさん来てくださっている前で、この夏やってきた成果を選手一人一人が結果として出せるように。あとはチーム力だと思うので残り一つ一つ戦っていきたいなと思います。」
ビックカメラ高崎・我妻悠香
今日の試合を振り返って「バッテリーが踏ん張る試合で、三投手がしっかり試合を作れたことは収穫だった。ホームランに関しては「(前の打席)2つ打ち損じていて今日はあまりよくないなと思っていたが相手のピッチャーが必死に投げている姿をみて自分も刺激を受けてそこから吹っ切れてボールに集中できた。」
現役復帰してからの自身のプレーについて
「プレーとしては自分がやりたいこと、やってきたこと、こうしていった方が試合を勝っていけるというのは頭では想像できているが、毎週試合をこなしていく体を作ることが難しいと感じている。疲れが残ってしまったり、毎日練習をこなす体の強さがなかったり、疲れが出てくるとバッティングにしてもキャッチャーのスピード感にしても自分自身はすごく影響してしまっていると感じる。それを調整するのが難しいと感じているがそれも選手としての楽しさ、やるべきことなのでそれを考えつつ毎日過ごしている。」と語った。
後半戦は高崎大会が続く「毎年高崎大会はたくさんの人に見に来ていただいているが負けも多いので応援を力に変えて全勝できるように頑張っていきたい。」と意気込みを見せた。
両試合とも一球一打に緊張感が漂う接戦となり、各チームが後半戦への課題と手ごたえを口にした。高崎での戦いは続く。プレーオフ進出、そして日本一を目指し、熱戦はますます激しさを増していきそうだ。







<試合後のソフトボールクリニック>
太陽誘電とビックカメラが合同で高校生以下を対象にしたソフトボール教室を開催。参加した子供たちにとっては貴重な体験となった。
<取材後記>
中学・高校時代ソフトボールに打ち込んだ私ですが、JDリーグの試合を観戦するのは初めてでした。
軽快な守備の動きや力のあるバッティングは見ごたえがあり、自分もまたプレーしたくなりました。
私はピッチャーをやっていたので、上野投手の投球を間近で見ることができとても嬉しかったです。
これからの活躍にも期待したいです。
【ライター/特派員】
左右田光綺(そうだみつき)
高崎経済大学2年
SONOSAKI・スポーツ部