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「もっと群馬を好きになってもらいたい」
群馬県高崎市出身のシンガーソングライター・Anna。
現在は東京を拠点に音楽活動を続けながら、FM GUNMAで自身の番組を担当するなど、群馬とのつながりをますます深めている。
今回、情報ぐんまではAnnaさんに、音楽を始めたきっかけ、故郷・群馬への想い、楽曲に込めるこだわり、そしてこれから挑戦したいことについて話を聞いた。
話を聞く中で何度も出てきたのが、
「もっと群馬を知ってもらいたい」
「もっと群馬を好きになってもらいたい」
という言葉だった。
中学2年生、5,000円の中古ギターから始まった音楽人生
Annaさんが音楽を始めたきっかけは、中学2年生の頃。
もともと歌うことは大好きだったというが、学校に通えない時期があり、その時に「ギターをやってみたい」と母親に話した。
すると母親が買ってくれたのが、約5,000円の中古ギターだった。
そこから独学でギターを弾き、曲を作り始めた。
「そこからずっと曲を作ったり、歌を歌ったりというのはやっています。中学2年生の時からですね」
初めて歌詞を書いたのも同じ頃。
それから年月を重ね、現在では自身で歌詞を書き、曲を作り、自らの言葉で音楽を届けている。
高崎で育ったからこそ、自然が自分を取り戻してくれる
生まれも育ちも高崎市。
群馬県内では比較的「都会」と感じていたというAnnaさんだが、
大人になってから改めて故郷を見つめると、そこにある自然の魅力に気づくようになったという。
「山を見るとすごく落ち着くんですよ。緑とか山とか大好きで、
曲を作ったりするときに自然があるとすごく落ち着くなというのはあります」
東京に出た当初は都会に憧れた。
高校生の頃には東京や大宮へ遊びに行くことも多かったという。
しかし、実際に東京で生活してみると、自然のある場所へ戻ってきた瞬間に、
「自分が自分らしく解放される」ような感覚があった。
最近では、川へ一人で出かけて歌詞を書き直したり、緑の多いカフェで曲を作ったりすることもあるという。
「群馬って何があるの?」に、ちょっと悔しくなる
Annaさんが群馬への想いを強くするきっかけの一つになったのが、FM GUNMAでのラジオ番組だ。
それまでも群馬は大好きな故郷だった。
しかし、群馬の情報を調べ、それをリスナーに伝えるようになってから、改めて群馬の魅力に気づいていった。
その中で感じるようになったのが、
「群馬には、まだまだ知られていない場所がたくさんある」
ということだった。
「群馬って何ある?って言われること、よくあるじゃないですか」
そして、
「草津とか言って、『え?草津って群馬なの?』って言われる」
この言葉には、思わず「悔しい」と思ってしまうという。
「草津が一人歩きしてやがるぜ、と思って(笑)。もっとトータルで群馬をみんなに好きになってほしいなって思うようになりました」
一人で水上へ。そこで出会った「群馬の人の温かさ」
群馬の魅力を再発見したエピソードとして、Annaさんが話してくれたのが水上への一人旅だ。
免許を持っていないAnnaさんは、電車で水上方面へ向かい、諏訪峡を訪れた。
カメラを片手に歩いていると、地元のおばあちゃんから声をかけられたという。
都会の人混みに少し疲れ、人と距離を置きたいと思って訪れた水上。
ところが、そこで待っていたのは、美しい自然だけではなかった。
温かい人との出会いだった。
「いろいろなところで、たくさんの人に助けてもらいました。そのときは気持ちも落ち込んでいたんですけど、自然を見たり、人と話したりするうちに、少しずつ元気を取り戻していきました」
自然の中で過ごし、人と触れ合う。
その時間が、Annaさんの心を少しずつ解きほぐしていった。
そして、その経験は、群馬への想いをさらに強くするきっかけにもなった。
「きっと群馬には、もっとこんな素敵な場所があって。でも、知らない人ってすごくいるんだろうなって思って。それがすごく悲しくなったんですよ」
自分自身が知らなかった群馬の魅力を知ったからこそ、今度は自分が誰かに伝えたい。
その想いは、現在のFM GUNMAでの活動や、「もっと群馬を好きになってもらいたい」というAnnaさんの言葉にもつながっている。
「自分が共感できる言葉を、大切に歌いたい」
Annaさんの音楽を語るうえで欠かせないのが、歌詞に対する想いだ。
中学2年生から歌詞を書き続けてきたAnnaさん。
これまでは、自分自身の経験をもとに曲を書くことが中心だったという。
しかし、年齢を重ねるにつれて、人から聞いた話や、自分がまだ経験していない出来事を題材にすることにも興味が湧いてきた。
その中で大切にしているのが、「自分自身がその言葉に共感できるか」ということ。
「自分がまだ経験していないことでも、もし自分がその場面にいたら、こう言うだろうな、こうするだろうなって思えることはあります」
自分の経験だけに限定するのではなく、さまざまな人の想いや物語にも目を向けながら、最後は自分自身の感覚に落とし込んでいく。
「自分の中でちゃんと共感できる言葉を、大切に歌いたい」
そんな姿勢が、Annaさんの音楽を形づくっているのかもしれない。
「パスタ専科 はらっぱ」が、群馬とファンをつないでいる
Annaさんが群馬を発信する中で、ファンとの間で象徴的になっている場所がある。
それが高崎の人気店、「パスタ専科 はらっぱ」だ。
Annaさんが「絶対行った方がいい」と紹介することで、県外から群馬を訪れたファンが実際に店を訪れる。
そして、
「今日はAnnaちゃんと同じメニューを食べてきた」
という報告が届くこともあるという。
これはまさに、音楽をきっかけにした“聖地巡礼”。
Annaさん自身も、
「群馬出身じゃないファンの方が、ライブがあるからとかラジオの公開収録があるからって群馬に来て、私がおすすめしているカフェとかご飯屋さんに行ってくれる」
ことを嬉しく感じている。
アーティストを入口に、人が群馬へ来る。
そして、群馬を知り、群馬を好きになる。
音楽が地域との接点になっている。
これからやりたいのは「群馬でライブ」
現在、Annaさんが強く思っていることがある。
それは、
「群馬でもっとライブをしたい」
ということ。
FM GUNMAで活動するようになって、群馬の魅力を改めて知った。
そして今度は、自分自身が群馬で人を集める側になりたいという。
「今私の目標は、群馬でライブがもっとやりたくて」
将来的には自分自身が主催するライブやワンマンライブ。
そして、いつか自分が大好きなアーティストや友人たちを群馬に呼びたい。
「どんどんいろんな輪を広げて、もっといろんな人に群馬を好きになってもらいたいなと思います」
音楽から始まる「群馬の輪」
今回の取材で印象に残ったのは、Annaさんが「群馬出身だから群馬をPRしたい」と単純に考えているわけではないことだった。
むしろ、自分自身が群馬を知ることで、
「こんな場所があったんだ」
「こんな人がいたんだ」
「こんなに面白いところだったんだ」
と再発見している。
そして、その発見を音楽やラジオを通して誰かに伝える。
その誰かが群馬を訪れ、店に行き、景色を見て、人と出会う。
そこからまた新しい「好き」が生まれる。
そんな循環をAnnaさんは作ろうとしているのかもしれない。
【リリース情報】

アルバム「MINDED」
2026.11.25(水) 配信リリース
2026.11.11(水) 「MINDED」より「ピンクにハイヒール」先行配信
「ピンクにハイヒール」エフエム群馬2026年11月度パワープレイG-selection決定!
https://www.fmgunma.com/g-selection
▼オンエア期間
2026年11月1日(日)~30日(月)
▷収録タイトル
- ピンクにハイヒール
- コンビニ弁当
- 3.Who was right?
- 個人の感想です
- 欲しがり
- 傷口
- それでも
- 袖
「群馬から、もっと外へ」
中学2年生。
母親が買ってくれた5,000円ほどの中古ギター。
そこから始まった音楽人生。
東京へ出て、都会を知った。
そして、もう一度群馬を見たことで、今まで気づかなかった故郷の魅力を知った。
だから今度は、自分の音楽を通して群馬を知ってもらいたい。
そして、群馬からさらに多くの場所へ音楽を届けていきたい。
Annaさんが語る「これから」は、単なる音楽活動の未来ではない。
音楽をきっかけに、人と人をつなぎ、群馬と全国をつなぐ未来。
そんな姿が見えてくる。
「もっともっといろんな人に、群馬を好きになってもらいたい」
高崎生まれのシンガーソングライター・Anna。
彼女の歌声が、群馬の新しい魅力を県外へ運ぶ“案内役”になる日も、そう遠くないのかもしれない。
【編集後記】
今回の取材で、Annaさんが語ってくれた
「もっと群馬を好きになってもらいたい」という言葉が、とても印象に残りました。
音楽を通して群馬の魅力を伝え、いつか自分のライブで、もっと多くの人を群馬に呼びたい。
そんなAnnaさんの想いを聞いて、情報ぐんまとしても、ぜひ応援したいと思いました。
もし群馬でのライブが実現する日が来たら、
その時は私も、できる限り全面的に協力させていただきたいと思います。
Annaさんの音楽とともに、「群馬って、いいところだね」
そう思ってくれる人が、また一人、また一人と増えていくことを楽しみにしています。
Annaさん、これからも群馬から素敵な音楽を届けてください。 🎵