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至福の「バーガンディレッド」が届ける感動の正体

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ハーゲンダッツが守り続ける完璧への哲学

【お話を伺った方】
ハーゲンダッツジャパン株式会社
マーケティング本部藤江亨様
経営戦略本部経営戦略部マネージャー須藤雄一朗様
経営戦略本部経営戦略部広報チーム大久保沙菜様

群馬県民にとって、ハーゲンダッツは「高崎の誇り」でもある。世界にわずか3か所しかない製造拠点のひとつがここ群馬にあるからだ。日常の中に特別な時間をもたらすそのブランド構築の裏側を、担当者の藤江様に伺った。

1. 「日常を特別にする」ブランド構築の裏側
「自分へのご褒美」という地位を築く譲れない一線

「我々が一番大切にしているのは、品質と素材へのこだわりです。1984年の創業以来、ブランドには『Dedicated to Perfection(完璧を目指す)』という哲学があります。これは創業以来変わることのない言葉で、妥協を許さず、商品作りからお客様の手元に届くまでの喜びや感動を徹底して届ける。

この精神を社員一人ひとりが持っていることこそが、ブランドの根幹にあります」

素材へのこだわりが美味しさに繋がり、それがお客様にとっての「贅沢感」や「頑張った時のご褒美」という確固たる地位を築き上げているのだ。

2. 開発担当者が語る「引き算の美学」
厳選されたシンプルな素材から生まれる深いコク

ハーゲンダッツのアイスクリームに使われる素材は、驚くほどシンプルだ。だからこそ、一つひとつの素材へのこだわりは凄まじい。

「美味しさの生命線はミルクです。私たちは北海道の根室・釧路地区のミルクを使用しています。夏場でも涼しく、牛さんがストレスなく過ごせる環境。さらに海に近い根室地区の牧草は、霧に含まれるミネラル分を多く含んでおり、栄養価の高い濃厚なミルクを生み出します」

新商品の開発には、構想から発売まで約2年を費やす。どんなにユニークなアイデアであっても、独自の厳しい基準をクリアし、「ハーゲンダッツらしさ」が体現されたものしか世に出ることはない。

3. 時代と共に進化する「フレーバーの流行」と「不変の価値」
クラシックを守りながら、今の思考に寄り添う進化

バニラやストロベリーといった「クラシック・フレーバー」は安心の象徴だ。しかし、これらも時代に合わせて進化を続けている。

「定番商品は、いつでも安心して選べる、外さないラインナップです。これらを守りながらも、お客様の思考に合わせたリニューアルを行っています。例えば、バニラなどのパッケージを数年ぶりに刷新しました。ブランドカラーの『バーガンディレッド』を強調し、より上質感や素材の美味しさが伝わるデザインへと進化させています。普遍的な価値を守りつつ、新しいチャレンジを止めないこと。それがロングセラーの秘訣かもしれません」

4. これからの「豊かさ」とハーゲンダッツの役割
変化するライフスタイルの中で提供する「幸せの時間」

「今後も、お客様が『頑張った自分へのご褒美』と感じていただけるイメージを守り続けたい。物価高騰などの背景があるからこそ、価格に見合った、あるいはそれ以上の価値を徹底して届けることが我々の使命です」かつてのアイスクリームショップを知らない若い世代にも、ハーゲンダッツのアイスクリームを食べていただく機会を作り、美味しい記憶を刻んでいく。それが新しい幸せの時間を創り出すことにつながるのだ。

「情報ぐんま」読者の皆様へ

「群馬という場所に、世界に3か所しかない工場のひとつがあることは、我々にとっても非常に誇らしいことです。群馬工場からは『グリーンティー』や『クリスピーサンド』など、日本から生まれた世界的なヒット商品も誕生しています。これからも地域の皆様と共に、最高の美味しさと感動を群馬からお届けし続けていきたいと考えております」

ハーゲンダッツHP:https://www.haagen-dazs.co.jp/

【編集後記】

今回お話を伺い、ハーゲンダッツが単なる高級アイスではなく、徹底した「哲学」に裏打ちされた芸術品であることを再認識しました。伝統を重んじながらも、パッケージひとつ、ミルクの質ひとつに妥協せず、時代に合わせた革新を続ける姿勢。その「変わらないための変化」こそが、私たちの心を満たし続ける理由なのでしょう。群馬が誇るこのブランドが、これからも私たちの日常を彩ってくれることを願ってやみません。

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